映画の海に漕ぐ

ランダムに借りてきたDVDで観た映画の記録

おっぱいバレー

2009年に公開された綾瀬はるか主演の映画「おっぱいバレー」をみた。
バカバカしいようでいて、実は切実な何かに向かって夢中になったり懸命に努力したりするのが青春なのだろう。
青春でなくても、そもそも人の願いなんて、他者からみればどうでもいいことである場合がほとんどだと思う。
バレーボールというスポーツが好きで、県大会で優勝したいと願って練習に励むのは立派で、バレーボールが特に好きなわけではないが先生のおっぱいを見たいから試合に勝つための練習を頑張るのは不純だ、などと誰に言えるだろう。後者の方が練習を辛く感じるはずで、辛いことに耐えて努力しているという点では、前者より多くを学んでいるかもしれない。こんな見方はひねくれているのだろうか。
主人公の女教師にしても、人は自分のやり方で生きて行くしかないのだし、それでいいのだと体現していたような気がする。
綾瀬はるかは、初々しいというほど幼くもなく、天真爛漫というほど無邪気でもない、不思議な魅力のある女優さんで、それは昔から変わらないのだな、と思った。