映画の海に漕ぐ

ランダムに借りてきたDVDで観た映画の記録

映画 DVD

ミックス

新垣結衣と瑛太が共演した「ミックス」を観た。爽快な映画だった。 ストーリー展開としてはオーソドックスで、先が読めてしまうような感じもあったが、弱かった者が努力によって強さを手に入れたり、寂れていた場所が活気を取り戻したりする姿は、見ている側…

3月のライオン

大友啓史監督、神木隆之助主演の「3月のライオン」を観た。 いい映画だった。2日間に渡り、前編・後編と観た。どちらも2時間以上で長かったけれど、もっと観ていたかった。 孤独を描くことで、人はひとりではないことを伝えているような映画だった。プロ棋…

追憶

2016年公開の降旗康男監督作品「追憶」を観た。 孤児、暴力、殺人、隠蔽、別離。最初からずっと、うしろめたさに覆われたような空気が漂っていたけれど、人が人を思う気持ちが物語の奥底に流れていた。そしてその気持ちが明るく幸せな時間を生み出すわけでは…

本能寺ホテル

綾瀬はるか主演の「本能寺ホテル」を観た。 現代人が何かの弾みで遠い昔にタイムスリップする、という映画や物語が、その時代や場所を変えていろいろ作られているのは、時の流れを止めたり、遡ることができたから、と夢見る人が多いからなのだろう。 どんな…

深夜食堂

人々の日常を淡々と描いたような、サラッとした映画をみたいと思い(サラッとした日常、という意味ではないのてすが)、ツタヤの中をうろうろしていて最後に棚に戻さず借りてきたのが「深夜食堂」でした。 私自身、深夜という時間帯をとても愛しているせいもあ…

湯を沸かすほどの熱い愛

宮沢りえ主演の「湯を沸かすほどの熱い愛」を観ました。観てから3か月ほどがたつのですが、しばらくは感想を言葉にするのを避けたいような、観たものをそのまま自分の中に留めておきたいような、そんな感覚がありました。その感覚は今も薄れていませんが、こ…

プーと大人になった僕

映画館で公開中のディズニー映画「プーと大人になった僕」を観てきた。 娘がディズニーアニメの「くまのプーさん」が大好きで何度もみていたため、私も一緒に何度となくビデオで鑑賞している。 実写になっても、プーと100エーカーの森の仲間たちの世界は、少…

殿、利息でござる

阿部サダヲ主演の映画「殿、利息でござる」を観た。時代ものであり、人間ドラマであり、コメディでもある映画だった。一粒で三度美味しい、と言ってもいい感じだ。冒頭、イケメン俳優の瑛太が、いきなりコミカルな感じで現れたのが楽しく、なんだか面白そう…

ニライカナイからの手紙

2005年の熊澤尚人監督の映画「ニライカナイからの手紙」を観た。泣けた。こんな仕掛けが隠れているとは思わなかった。私たちが生きているということに、意味があるるのかないのかは誰にも分からないことだと思っていたけれど、それはたとえば、宇宙とは何か…

おっぱいバレー

2009年に公開された綾瀬はるか主演の映画「おっぱいバレー」をみた。 バカバカしいようでいて、実は切実な何かに向かって夢中になったり懸命に努力したりするのが青春なのだろう。 青春でなくても、そもそも人の願いなんて、他者からみればどうでもいいこと…

ジョゼと虎と魚たち

ずいぶん前から見よう見ようと思っていた映画をやっと借りてきた。 妻夫木聡と池脇千鶴が共演した「ジョゼと虎と魚たち」 作家の朝井リョウが、小説(確か「桐島、部活やめるってよ」だったと思う)の中で、登場人物に「絶対観た方がいい」というようなことを…

コードブルー --ドクターヘリ 緊急救命 --

今日はDVDでなく、映画館で映画を観てきた。 山下智久主演の「コードブルー --ドクターヘリ 緊急救命 --」 このシリーズのテレビドラマも過去の映画も、一度もみたことはなかったが、存分に楽しめた。泣き所も多く、気持ちいいほど涙が出た。 こんなに泣けた…

きみに読む物語

2004年のアメリカの映画「きみに読む物語」を観た。 内容としては分かりやすいラブストーリーだった。構成の仕掛けによって感動が増幅したように思うが、見終わった直後は、言葉に出来ない何かがまっすぐ胸に届いてきた。 たったひとりの人を、文字通り死ぬ…